基本情報

英語名L-セレノメチオニン

CAS番号：3211-76-5

分子式C₅H₁₁NO₂Se

分子量：196.11
セレン含有量40% 0.5%

他の名前

L-(+)-セレノメチオニン

(S)-(+)-2-アミノ-4-(メチルセレノ)酪酸

セレノメチオニン

L-セレノメチオニン

L-セレノメチオニン

セレノ-L-メチオニン

L(+)-セレノメチオニン

セレノ-L-メチオニン

L-セレノメチオニン標準品

L-(+)-セレノメチオニン

セレノメチオニン（L-セレノメチオニン）標準品

物理的および化学的特性

外観白色～オフホワイトの粉末

カラー：ホワイト～オフホワイト

融点：265

比回転：+18° (c=1, 1N HCl)

沸点: 320.8±37.0°C

屈折率18° (c=0.5, 2 mol/L HCl)

アプリケーション

生物学的活性：

抗酸化活性を示し、内皮細胞のグルタチオンペルオキシダーゼ活性を増加させる。

グルタチオンペルオキシダーゼは、DNA鎖切断、突然変異、タンパク質チロシンシグナル伝達の妨害などの酸化的損傷から細胞を保護する。

がん細胞株（MCF-7/S乳がん、DU-145前立腺がん細胞、UAC-375メラノーマ細胞など）に対しては用量依存的な増殖抑制を示すが、正常線維芽細胞の増殖抑制には1mMのセレノメチオニンが必要である。

タンパク質構造解析：

タンパク質の構造解析に使用できる。本製品をバクテリアに与えることで、生成されるタンパク質の特定の位置にセレンが置換され、構造決定が容易になる。

食品と健康食品：

アメリカ、日本、ヨーロッパでは、主に食品、健康食品、医薬品に使用されている。

中国では健康食品に使用されることがあり、健康食品の成分カタログにはセレノメチオニンとして掲載されている。

セレノメチオニンは重要な有機セレン化合物で、抗酸化作用、抗がん作用、免疫強化作用など、多くの健康効果を持つ。食品、健康食品、科学研究に広く利用されている。